信頼されるサービスを届けるために日々、仕事と向き合うボルボ・カー滋賀のスタッフたち。忙しい中でも時には助け合い、安心のカーライフをお届けするために励んでいます。
昭和28年に創業された会社を守り続け、成長させてきた社長と社長室室長のお二人にお話を伺いました。この記事ではインタビューの中編をご紹介いたします。
(前編の記事はこちら→ https://strong-volvo.com/magazine/article/27/)
2025年07月04日
信頼されるサービスを届けるために日々、仕事と向き合うボルボ・カー滋賀のスタッフたち。忙しい中でも時には助け合い、安心のカーライフをお届けするために励んでいます。
昭和28年に創業された会社を守り続け、成長させてきた社長と社長室室長のお二人にお話を伺いました。この記事ではインタビューの中編をご紹介いたします。
(前編の記事はこちら→ https://strong-volvo.com/magazine/article/27/)
(社長)
先代(夫)が24年前に逝去したことで、私が社長に就任しました。まだ中学生だった室長のことも心配でしたが、従業員も辞めることなく支えてくれたことで本当に救われました。
就任した当時は私をはじめ、従業員も「どうしよう」と悩んだと思います。しかし、販売に関してもサービスに関しても、スタッフたちが責任感を持って取り組み、考えて取り組んでくれて、とても助かりました。その頃は私はとにかく、みんなの生活を守るために必死だった記憶があります。株式会社ストロング商会を支えてくれている従業員の皆さんには、本当に心から感謝をしています。
(室長)
まったく考えていませんでしたね。父親が亡くなって、母親が社長に就任した後も、あまり意識をしていませんでした。しかし、大学生の頃に経済学を学んでから「いつかはストロング商会の経営に携わるかもしれない」と、少しずつ思うようになっていました。
その後、ダブルスクールなどを経て東京で就職しましたが、母がメニエール病を発症し体調を崩したことをきっかけに、滋賀に戻って経営をサポートすることを考え始めました。
(室長)
2014年頃から実際に経営に携わり始めましたが、その頃は消費税が8%に増税された時期で、一言で言えば終わってましたね。(笑)
ボルボの人気モデルだったV40が発売され、「さあこれからだ」という時に、増税の影響で注文が一気に止まってしまう状況でした。その頃は本当に、自動車業界全体が暗かった印象です。
会社員時代と比べて今の感想を言うと、「正直、むちゃくちゃしんどい」です。
経営に携わるようになってからは、大きな責任やプレシャーがあり経営に関する悩みも尽きないので、よく眠れない日々が続いています。それまで経営については勉強をしていたので、ある程度は理解しているつもりでしたが、本当に想像以上にしんどいです。お客様やスタッフのこと、仕事に関することを考えない日はありません。会社員の頃とは、責任の重みがまるで違う感じですね。
それでも、責任やプレッシャーに負けず、「自分の力が尽きるまでは全力で経営に取り組もう」と思っています。これは僕の正直な想いです。毎日、いつ力尽きるかわからないですけど、常に全力で走り続けていると思っています。
(社長)
当初は経営に関わらせるつもりがなかったので、もしかすると彼の未来の選択肢を奪ってしまったかな、と思うことはありますね。
室長が経営に入ってくれた当初は、スタッフからの風当たりも強かったですが、周りのサポートも受けながら、自力で少しずつ信頼を勝ち取っていく姿は本当に心強いです。会社と従業員のために本当に頑張ってくれていると思います。
室長が経営を手伝ってくれることによって、私の仕事も分担してやってくれているので助かっています。
(室長)
やはり身内とはいえ、お互いに譲れないところはよくあります。お客様や従業員のためにやりたいことがあっても、それぞれ考え方が違うので、議論になることはよくあります。
(社長)
そうですね、「きちんと筋道を通したい」という思いは強いです。ですから、その点については、お互いの意見をはっきりと話し合うことが多いですね。
(室長)
僕も「筋道を通す」ということを非常に大切にしていて、数字よりもそこを優先したいので、責任を持てないようなことは絶対にしたくないと考えています。
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次回はこのインタビューの続きをご紹介いたします。ぜひお楽しみに!
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